旅行/観光

モンゴル旅行のゲル。夏冬の観光時や住み心地などを現地ライターが解説

 

皆さんこんにちは!在モンゴル日本人ライターのAgiです。今回はモンゴルのゲルについて紹介します。

こんな方向けです。

モンゴル旅行でゲルの生活をしてみたいけど、どうなんだろう?衛生とか遊牧民の方と何ができるか知りたいな。

 

私は夏に観光用キャンプ、冬に遊牧民のゲルに滞在した経験があり、その際に感じたゲルでのおすすめの過ごし方や注意点など、モンゴル旅行でゲルに宿泊する際に役立つ情報をまとめました。

 

この記事でわかること

 

・ゲルとは
・ゲルの住み心地
・夏のゲル
・冬のゲル
・ゲルやゲル周辺でできること
・遊牧民との関わり
・旅行者の経験談

 

モンゴルの旅行で泊まるゲルとは

 

「ゲル」といえば、遊牧民が生活している白いテントのような移動式住居をイメージされる方も多いと思いますが、

「ゲル」とはモンゴル語で「家」を意味する言葉で、正確には一軒家もマンションもすべて「ゲル」ということになります。

移動式住居については「モンゴルゲル」などと呼んで他のタイプの住居と区別します。

ゲルの組み立て方は、2本の柱と格子状に組まれた木の壁、その上に天井となる棒状の木と木製の天窓を設置し、最後にフェルトや布をかぶせます。

ウランバートルの都心で暮らしているモンゴル人はマンションなどで生活していますが、親戚のゲルを訪問したり、休みの日やお祝いの日に家族や友人、職場の仲間などとゲルキャンプに行ったりするなど、ゲルは都心で暮らすモンゴル人にとってもなじみの深いものになっています。

 

モンゴル旅行のゲルの住み心地

 

ゲルの内部は、中央の2本の柱の間にかまどと煙突があり、周囲にベッドやいすなどが置かれています。

 

かまどの燃料は木や乾燥した家畜の糞を乾燥させたものなどを使用します。寒いときはゲルキャンプのスタッフにお願いすると火起こしをしてくれます。

 

ゲルにはたいてい発電機が設置されているので、照明器具を使用したり、携帯電話等の充電はできますが、水道やトイレはありません。

観光用ゲルキャンプの場合、敷地内に洗面所やトイレ、シャワーがありますが、夜は、足元がはっきり見えない上、馬などの動物がいるため注意が必要です。

遊牧民のゲルの場合、地面に穴を掘り、まわりを木などで囲ったものをトイレとして使用しています。

携帯電話やインターネットは電波が届けば利用できますが、圏外の場合は、ゲルキャンプの本部棟などにあるwi-fiを利用することで接続できます。

 

観光用ゲルと旅行用ゲルの違い

 

観光用ゲルキャンプの場合、ゲルのすきまから砂ぼこりや虫が入ってくること以外はそれほど衛生面で問題はありませんが

遊牧民のゲルを訪問する場合、家畜に触れた服や靴をゲル内でもそのまま着用している、土足で上がったじゅうたんの上に座って遊ぶなど日本人の感覚からすると衛生面で不安に感じることもあるかと思います。

 

また、川から離れた場所で生活している遊牧民のゲルでは水は貴重で頻繁に手を洗うことができないので、気になる方はウェットティッシュを多めに持っていったり、服装に注意すると良いでしょう。

 

ゲルは大草原の真ん中のまわりに何もないようなところにあります。ゲルの近くの高台に登ると、昼は美しい大草原や家畜の群れ、夜は日本では見られないほどの美しい星空を見ることができます。

ゲルの中は、夏は草や土、冬は煙の匂いがただよい、夜は風の音や動物の鳴き声が聞こえてきます。ゲルで眠るときは、自分が自然の一部となったかのような不思議な感覚が味わえます。

 

 

夏のモンゴル旅行のゲル

 

モンゴルは夏でも朝晩は冷え込むので、夜は暖房を使います。暖房をつければ暑くなりすぎることもありますが、朝に燃料が燃え尽きてしまうと一気に寒くなることもあるので、夜間や就寝時の服装には注意します。

残念ながらゲルの構造上、すきまができてしまい、すきまから虫が入ってくることがあります。

夏にゲルに宿泊する場合は、虫除けグッズを用意しましょう。

 

 

冬のモンゴル旅行のゲル

 

冬のゲルは夏よりもフェルトを増やすなどして断熱性を高めているので、氷点下の真冬でも快適に過ごすことができます。

また、冬は空気が澄んでいて、夏よりもきれいな星空を見ることができます。

 

 

ゲルやゲル周辺でできること

 

乗馬

モンゴルで体験したいアクティビティといえば乗馬です。モンゴルの馬は小柄でおとなしい性格なので乗りやすいのが特徴です。ゲルキャンプには乗馬インストラクターがいるので、初心者でも安心して乗馬を楽しむことができます。

 

ハイキング

乗馬が難しい方でもハイキングでモンゴルの大自然を満喫することができます。ゲルキャンプの周辺では、どこまでも広がる大草原、岩肌がむき出しの草木がまばらに生えた岩山、可憐な草花、オボー(シャーマニズムのパワースポット)など、日本では見られない風景に出会えます。

 

遊牧民との交流

遊牧民のゲルを訪問するツアーに参加すれば、ゲルキャンプ周辺に生活する遊牧民のゲルで乗馬や家畜の世話などの仕事、一緒に料理を作って食べたり、遊牧民の子どもと遊ぶなどの体験ができます。

 

 

ゲルでの遊牧民との関わり(経験談)

 

筆者は2019年1月にモンゴル中部のハルホリンで遊牧生活を送る、筆者の友人の叔父にあたる方の一家のゲルに1泊2日で滞在しました。その際に体験したことを紹介します。

 

ゲルでの出会い

ハルホリンまではウランバートルからバスで8時間。到着後は市内の世界遺産に登録された寺院などを見物し、筆者の友人の叔父が運転する車でゲルまで向かいました。

ゲルに入ると、お茶やお菓子などでおもてなしを受けました。久しぶりに甥っ子が都会から友達を連れて遊びに来てくれたということもあり、皆さん温かく迎えてくださいましたが、子どもたちは突然の外国人の訪問に驚いている様子でした。

 

ゲルでの遊牧民の生活体験

ゲルの外では、男の子たちと乗馬をしたり、かまどの燃料となる乾燥した家畜の糞を拾う作業を手伝いました。

ここの馬は観光用ゲルキャンプとは異なり、馬具が取り付けられていなかったので、筆者のような初心者の場合、馬の上に跨るだけで精一杯でしたが、子どもたちは自分の背丈以上の大きさの馬の上にいとも簡単によじ登り、あっという間に駆け出したかと思うと、見えなくなるほど遠くまで行ってしまいました。

乗馬が終わると、家畜の糞を拾う作業を手伝いました。

乾燥した糞は匂いはありません。地面に落ちている糞を袋にいっぱいになるまで集めて、貯蔵庫まで運ぶという作業でしたが、男の子たちは慣れた手つきで次々に糞を集めて、小さな体に袋を背負って貯蔵庫まで運んでいき、最終的に筆者や都会育ちの友人よりも多くの糞を集めることができました。このときに遊牧民の強さを目の当たりにしました。

ゲルの中では、ツァガーンサル(旧正月)が近かったこともあり、奥さんや女の子がボーズ(蒸し餃子)を作っていたので、ボーズ作りもお手伝いしました。(ツァガーンサルには親戚達にボーズを振舞うという風習があり、ツァガーンサルが近づくと一家で数百個ものボーズを作ります。)

 

 

ゲルでの食事

この日の夕食は馬肉の蒸し焼き料理でした。馬肉は独特のにおいがあるものの、旨味が強く、癖になる味わいでした。食事のときにはウォッカが振る舞われました。モンゴルでは、ショットグラスに注がれたウォッカを1人ずつ順番に飲んでいき、1人3杯飲むのが礼儀だと言われていますが、お酒に弱い人に無理やり飲ませるようなことはありません。

 

 

ゲルでの一家だんらんの時間

食事の後で、みんなでテレビを見たり、シャガイ(家畜のくるぶしの骨で作ったおもちゃ)を使ったゲームをしたりしました。

はじめのうちは突然の外国人の訪問に驚いていた子どもたちともこのタイミングで打ち解けることができました。大人たちとはお互いの携帯電話の写真を見せ合ったり、一家と筆者の友人やその父親(一家の主人の兄)との思い出話をするなど楽しいひとときを過ごしてから眠りにつきました。

 

 

ゲルでの別れ

遊牧民の朝は早く、みな朝5時ごろには起きて働き始めました。

このときに筆者も目が覚めましたが、「休んでいてもいい」というお言葉に甘えて、友人と2人で10時ごろまで寝ていました。

起床後は外で子どもたちと遊んだり、昼食を食べたりしているうちに、あっという間にウランバートル行きのバスに乗るための出発時間の13時になってしまいました。初対面の人たちとの短い滞在時間ではありましたが、別れ際には実の家族との別れのような寂しさを感じました。

最後に自家製のアーロール(乾燥させた乳製品)をお土産にいただき、友人の叔父が運転する車でバス乗り場まで向かいました。あれから一家とは再会を果たせていませんが、今でもアーロールを食べるたびにお世話になった一家のことを思い出します。

 

 

ゲル旅行の全体的な感想

 

遊牧民のゲルを訪問する際には、携帯電話等に保存した自宅周辺や地元の観光名所、家族の写真などを見せることで、言葉がわからなくてもコミュニケーションを取ることができます。

また、日本のお菓子や酒、たばこなどのお土産を渡すと喜ばれます。

ぜひゲルでの観光を楽しんでみてくださいね。

以上、現地ライターがモンゴルのゲルについて紹介しました!

 

世界初、ゲル型のテントが誕生しました!!!

 

Go to Mongoliaのパートナーである「ゲルテントジャパン」が、ゲルを現代人がキャンプで使えるためのテントにしました。

以下のような特徴があります。

 

正式販売まではあと少しなので、インスタをフォローしていただけましたら幸いです。
・4シーズンずっと使える

・地震などの災害時に強い(移動生活をしてきた遊牧民の知恵)

・広くておしゃれ ・中で暖炉やBBQ

・追加キットで2~3世帯が住んで、しかも寝室やプライベートルームできる

 

 

 

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ゲルテントは 遊牧民がチンギスハンの時代から変わらず愛用しているゲルから着想を得ました。 🍃嵐に負けず、災害時にも大活躍する ☀️夏は涼しく、冬は暖かく 🕰10分ほどで組み立て、移動生活できる モンゴルの雄大な大草原と歴史を作ってきたゲルが 都会の喧騒を忘れ、大切な人と過ごしたあなたのために。 日本に上陸間近です🐴 #mongolia #yurt #camping #prairie #モンゴル #ゲル #遊牧民 #バックパッカー #世界の絶景 #몽골 #蒙古 #монгол #アウトドア#グランピング#外遊び#デイキャンプ#ファミリーキャンプ#キャンプ道具#キャンプ用品#キャンプ初心者#キャンプいきたい#キャンプ好きな人と繋がりたい#キャンプ女子#アウトドアギア#ゲルテント #遊牧民族 #キャンプいけない #キャンプいけないストレス #キャンプいきたい #エコキャンプ #テント設営

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